在宅担当    上地 まどか

患者様や医師の方に
喜ばれたとき薬剤師として
幸せを感じます
患者様や医師の方に 喜ばれたとき薬剤師として 幸せを感じます
上地 まどか
在宅担当
入社15年目
新卒入社後、4店舗で勤務。産休育休を経験し、現在は在宅基幹店舗である在宅センター店で薬局長を務める。在宅医療の現場でチーム医療の一翼を担うだけでなく、認知症認定薬剤師を取得し社内の認知症相談窓口応対を行うなど、多方面で活躍をしている。
より近い距離で、深く、長く、関わりたい
私が勤務する在宅センター店は在宅基幹店舗で、施設在宅約150件と個人在宅約160件を応需しており、私は個人在宅をメインに受け持っています。個人在宅では、様々な職種の方と連携をすることがあり、医師や看護師のほかにも、担当のケアマネジャーやホームヘルパー、ときには歯科医や作業療法士などの方々とやりとりをすることもあります。施設在宅では医師とともに患者様の元へ訪問診療に向かい、診察の段階から薬剤師も立会い、治療方針を一緒にディスカッションします。そもそも私が在宅医療を希望したのは、外来業務を担当していたときに「患者様ともっと近い距離で、長く、薬や健康全般に関わるサポートをしたい」と思ったことがきっかけです。在宅の患者様対応では、複数の医療機関の処方をまとめて管理するため体質や病歴を詳細に把握することになります。お住まいを直接訪ね、その方の生活背景にも関わるため深い信頼関係を築くことができると感じています。現在の店舗に異動したのは約3年前、願いが叶って在宅医療に特化した仕事になったわけですが、最初の難関は訪問診療時の医師とのディスカッションでした。薬剤師は、医師の診断に対してその場で患者様に適した薬を提案しなければなりません。そのためにまずは標準治療の知識はもちろん医師の意図を汲み取りながら、根拠に基づいた提案をすることが求められます。初めの頃は、医師に意見を求められてもすぐに答えることができず「少々お待ちください!」といって資料を確認することもしばしばありました。1日を振り返って、予習、復習をすることは今も変わらず、自己研鑽に励む日々です。
チーム医療で求められる
薬剤師の重要な役割
医師を含めた様々な職種の方との連携を深めるなかで、薬のプロとしてチーム医療の一翼を担っているというやりがいと責任を感じています。在宅医療では一人の患者様の経過を診ながら薬の効果の確認をし、場合によっては副作用・相互作用・治療効果を見極めることも重要です。とくに高齢者は、多剤併用による有害事象が出ていないかなどにも注意を払う必要があります。私が過去に経験した症例では、認知症治療薬の副作用として食欲低下が起こり、身体の衰弱が進んでいるのを発見し、医師に処方提案を行なったことがあります。その後、症状が改善し、患者様はイキイキとした表情を取り戻されました。患者様や医師からも感謝されたことは薬剤師として本当に嬉しかったです。
育休復帰後も好きな仕事を続けられる環境
現在は時短勤務をさせてもらっているため、育児と仕事の両立ができています。私の他にも時短勤務のメンバーがいるので、お互いに持ちつ持たれつの関係です。同世代の子どもを持つ同僚や看護師の方とは、子育てに関する情報共有や何気ない出来事を話すことがあります。同じ経験をした方が周囲に多いため安心して働けます。周りのスタッフにはいつも「ありがとう」を言葉にして伝えるようにしています。育児のサポート制度を利用しやすい環境や風土があり、同僚の優しさもあるから、私がこうして好きな仕事を続けられているんだと感謝の気持ちでいっぱいです。
住み慣れた街で、
ずっと安心して暮らせるサポートを
ー今後の目標
在宅医療に専門的に携わるようになり、改めて患者様との関わりの奥深さを感じています。患者様の中には日頃から買い物に行けるような体力がある方からベッドの上で身動きが取れず意思表示もできないような方まで様々な方がいらっしゃいます。また、一人の患者様と長く付き合うと、患者様が認知症を発症して、ご本人とご家族の戸惑う気持ちに寄り添いながらサポートしていくケースも少なくありません。だからこそ薬の専門家として介入するだけでなく、必要に応じて生活環境のアドバイスなどを積極的に提案していけるようになりたいと考え、「認知症認定薬剤師」の資格を取得しました。現在、認知症認定薬剤師として、社内に認知症専門の相談窓口を設け相談対応を行ったり、認知症へ対応できるスタッフを育成するため「認知症サポーター」の講師も務めています。これまではクリエイトの薬剤師として働く中で一人でも多くの患者様の役に立ちたいと考え行動してきましたが、その想いがどんどん大きくなり、今後は薬局の薬剤師だけでなく登録販売者も含めて社内全体の認知症患者様への対応力を向上させることが目標となっています。地域の方々が認知症になったとしても、住み慣れた街でずっと安心して暮らしていけるようにクリエイトの多くのスタッフと協力しながら手助けができればと思っています。
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