先輩社員インタビューVol.4～在宅医療チーム・リーダー

入社14年目　北里大学出身

神奈川県横浜市出身

店舗でOTCや調剤を経験後、薬局長を経験。在宅特化型店舗の薬局長を経験後、現在「在宅医療チーム」のリーダーとして活躍。

休日は野球観戦をしています。(阪神ファン⚾)

新型コロナの流行前に比べ「自宅で最期を迎えたいと考える患者様」「新たに在宅医療(訪問診療)を希望する患者様」が増えています。その理由は「⼊院中の⾯会制限」が最も多いと言われていますが、こうした傾向は地域や⼈⼝による大きな違いは見られず、日本での⼀般的な傾向と発表がありました。

クリエイトではコロナ流行以前から在宅医療に力をいれており、その取り組みの一つに『在宅医療チーム』が擁立されています。今回は在宅医療チームリーダーの小川さんにお話をうかがいました！

絶対に″ため”になるので少し長い記事となりますがぜひお読みください🙌

クリエイトの在宅医療について

現在、クリエイトでは約65％の店舗で在宅医療を実施しています。外来業務を行いながら個人在宅や施設在宅を応需しており、在宅医療を中心に行う「在宅特化型店舗」も構えています。

クリエイトの在宅医療で大事にしていることは「地域の方に安全な場を提供すること」。

最期の瞬間まで住み慣れたご自宅で、大切な家族と一緒に過ごしたい。そんな想いに寄り添い地域の方に医療を提供できるよう在宅応需をしています。薬剤師として医薬品の知識や服用薬の管理を行うことはもちろんですが、ドラッグストアを併設しているからこそ介護用品やOTC商品の提供が行えるメリットがあります。

例えば、認知症の患者様に対し皆さんだったらどんな提案を行いますか？適切にお薬が飲めること、残薬調整をすること、もちろん大切ですよね。ですが医薬品以外のことにお困りのご家族や患者様もいらっしゃいます。そんな時に介護オムツの適切な選択や口腔ケアスポンジの提案など薬の専門家としてプラスαの知識や物品の提供ができることは私達の強みだと感じています。

在宅医療は課題を見つけ、解決し、患者様やご本人を支えているご家族のQOL向上につなげていくことが大切です。

在宅医療チームのお仕事について

在宅医療チームのお仕事は

店舗の在宅訪問をフォロー(新人の教育や訪問のお手伝いなど)
老人ホームやグループホームなどの介護施設と店舗の架け橋
地域ケアプラザや在宅医療機関に赴き、新規応需や応需地域範囲の設定
在宅訪問時間確保のための効率的な訪問方法の考案　　　など

社内の在宅医療全般に関する業務を行っています。

在宅医療のニーズが高まっているため、クリエイトでも多くのご依頼が毎月のように来ています。そんな中、課題としては「外来業務と両立しながら在宅医療の時間が確保できるか」という点が挙げられます。そこで在宅医療チームに所属するエリア在宅担当が店舗に直接介入し、生産性をあげる訪問ルートの提案や実際に店舗で応需している在宅訪問をフォローしたりもしています。

1店舗だけでは受け止めきれない業務も、ドミナント出店で店舗間の距離が近いからこそエリア単位で在宅医療に取り組むことで“患者様との時間の捻出”に繋げています。

在宅医療のやりがい

在宅医療は一人ひとりの患者様と深く関われることが最大の魅力だと思います。限られた時間の中での訪問にはなりますが、毎回自分が来るのを待ってくれている患者様や患者様のご家族から感謝されることもたくさんあります。

また処方設計から関われるため、医師に直接提案できるのも面白いですよ。在宅医療はチーム医療でもあり、多職種連携は個人在宅でも施設在宅でも必須です。例えばクリエイトの施設在宅では「訪問診療同行」を基本としているため、医師や看護師の多職種と一緒に診察の段階から薬剤師も同行します。自分の薬剤知識が処方箋に反映され、患者様が元気になっていく姿をみることでより一層やりがいを感じます。

多職種連携をサポートするオンラインコミュニケーションツールは個人在宅でも導入するエリアも増えています。患者様の症状や治療・ケアに必要な情報をリアルタイムでやりとりすることができるため、より細やかな医療が提供できます。在宅医療の分野でもICT化を進めています。